橋下徹を支持するかしないかは、ソビエト共産党政権とロシア帝国、どちらを支持するかという選択に似ているというお話

橋下徹支持かアンチ橋下かの選択は、ソビエト共産党政権とロシア帝国、どちらを支持するかという選択に似ている。
ロシア帝国が継続するよりはソビエト共産党政権のほうがいい、と考えている人たちは橋下支持派。
ロシア帝政を支持はしないが、代わりにできる政権が共産党による独裁政権では意味がないと考え、ロシア帝政から民主主義的な政権(国家)への移行を望むのがアンチ橋下派といえる。(もっともアンチ橋下派の中には、ロシアの帝政が継続することを望み、民主主義的な国家が誕生することに反対する、単に自分自身の地位や既得権益を守りたいだけの人間もそれなりにいるのかもしれないが......。)
当時のロシアには、ロシア帝国を打倒できるだけの力をもった政治勢力マルクス主義者以外にはいなかっただろうし、民主主義的な政府(国家)の誕生を望む人たちはそれなりにいたかもしれないが、そういった人たちは、現実にロシアの帝政を倒し自分たちが望む国家をつくるだけの政治的な力はもっていなかったろうから、レーニンらの革命勢力に反対する人たちは、ロシア帝国の擁護者とみなされてしまっただろう。


橋下徹のタレント弁護士時代から現在までの言動をみれば、彼が総理大臣になったとしてもまともな改革などはほとんどできないだろうし、むしろ民主主義的な制度や法がどんどん改悪され国民の自由や権利が制限されるようにしか思えない。
だが、”改革”を前面に打ち出している政治勢力が「みんなの党」と「大阪維新の会」しかいない状況では、「現在の状態がなんの変化もなしに続くよりは、なんらかの変革が行われるべき」と考えている人たちは橋下徹に期待し、彼を支持し続けるだろう。


民主主義的でリベラルな価値観をもっている人たちこそ、民主主義的な制度や法が改悪されるのを阻止するために、社会保障制度や労働・雇用関係の制度を多くの人が公平で公正だと感じられるものに改革していくべきなんだけど......。
現在は、「統治機構や社会制度の改革姿勢を大きく打ちだしてはいるが、民主主義的な価値観や理念をあまりもっていない独裁者的な気質をもった人物」か「民主主義的な価値観や理念はもっているが、社会制度などの改革には熱心でなく、現状の制度やシステムが維持されればいいと考えている保守的な勢力」という2つの選択肢しかない不毛な状況といえる。